川越・金の露・赤とんぼの詩 川越酒造場 宮崎県国富町
~職人気質の焼酎造り~
江戸時代には幕府の天領として栄えた、宮崎市郊外の国富町。川越酒造場はその町の中心部にひっそりと佇んでいます。外見からは酒蔵に見えないほど質素ですが、一歩足を踏み入れてみると仕込蔵は明治末期の建物で、所狭しと素焼きの壷が並んでいます。この蔵は幾たびかの苦難を乗り越えて現在に至りました。町に何軒かあった焼酎蔵も今では川越酒造場ただ一軒になってしまいました。
● 当主 川越雅博氏
父、川越善博氏の遺志を継ぎ、川越を不動のものにしました。焼酎造りの秋から冬にかけて、早朝から丁寧な焼酎造りをしています。原料のイモにこだわり、春から秋の収穫までの間には、何度も農家さんと打合せをして、焼酎造りに適した、澱粉質の多い良質のイモを生産してもらっています。
画像のまるまると太ったイモはその証拠です