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竹林(ちくりん) 丸本酒造 岡山県浅口市鴨方町

~酒造りは米作りから~ 

 

蔵は町から少し離れた集落の中心にあり、慶応3年(1867)創業の伝統ある蔵です。丸本酒造の先々代社長さま(現社長さんのお父様)と、鈴木三河屋の創業者(現社長の父)からのご縁があり、鈴木三河屋では一番取引の長い蔵元になります。

丸本酒造の特徴は、何といっても原料米の自家栽培です。自らを「農産酒蔵」と称し、全国の酒蔵に先駆けて1987年から酒米の王様「山田錦」の自家栽培を始めました。丸本社長にお米について伺うと何時間でもお話が尽きません。それは「三黄」と呼ばれる独特の栽培方法だそうです。それは「三黄」と呼ばれる独特の栽培方法だそうです。稲にとって育ちにくい環境を整えて、田植えから収穫の間に稲穂が黄色になるまで枯らせることを3回繰り返し、稲自身が持つ生命力を目覚めさせるやり方だそうです。こうして育った山田錦は病虫被害にも強く、根がしっかりとしているので収穫前の台風などにも負けない強靭さを持っているそうです。 醸造工程の複雑さや苦労などから、日本酒の味わいにまつわる話というのはどうしてもその技術面やスペックに内容が偏ってきたように思います。そのせいもあってか、少なくとも消費者にとっては、その原料米がどういう素性のものであるかということが若干軽視されてきた歴史があります。原料米の安全性や個性を大切に考え、それを分かりやすい形で製品であるお酒の味わいに反映させることが、これからの日本酒に求められていくのではないでしょうか。製造蔵による自家栽培原料ということが、日本酒の未来では必ず語られる事柄です。 「安心」丸本酒造にふさわしい言葉である。この言葉の中には、「安全」「信頼」の意味が含まれている。酒造りを米作りまで遡り、蔵元自らトラクターに乗り、安全な米を作っている。さらには、農業特区を取得し新たなる挑戦を行っている。そして手抜きをしない酒造りを行っている。熟成が進まない間は、品切れが起きても出荷しない。飲み手の都合に合わせず、お酒の都合に合わせて出荷する姿勢が、造り手と売り手の信頼につながっている。年月が経って今本当にご縁が出来てよかったと心から感じている。この思いを皆様にお伝えしたい。