蔵人の熱き心が伝わる常滑(とこなめ)の酒
白老(はくろう)澤田酒造株式会社、若き6代目の醸す酒は、深い味わいがあり、造り手の人柄が表れています。蔵は、数々の苦難を妥協を許さない酒造りで貫き通し、乗り越えてきました。
ご縁があり、東京での最初の常時取扱店として、お届けできることになりました。
銘柄に込められた思い
不老長寿の酒、長生きしてほしい、白髪になっても飲んでほしい、その思いが銘柄に込められています。
創業1848年(嘉永元年)、伊勢湾からほど近い白老は、冬は対岸の三重県の鈴鹿山脈から吹き降ろしてくる冬の冷たい風『伊吹おろし』をうけ、厳寒に酒造りを行っています。
完全手造りの酒、白老
白老では、和釜・木甑・麹蓋による完全手造りで、醸しています。特に、麹造りは、その全てを手間のかかる1升5合盛の麹蓋で製麹しており、機械化の進む中、丁寧な手造りで醸しています。
軟水×硬水、ブレンド仕込水
酒米は、地元の若水の他、兵庫県東条産特A山田錦、広島県八反錦・千本錦、富山県南破産五百万石などを使用しています。
地元の契約栽培で減農薬の「若水」の田圃。蔵に訪問時(2016.8.11)、ちょうど出穂の時期を迎えました。
仕込水は、蔵から2km知多半島丘陵地の湧水(軟水)と、近隣の水(硬水)をブレンドして、酒質に合わせた仕込水にしています。
右が軟水の水源地近くの画像です。ここから水道管で蔵まで引いています。
魚によく合う酒質
愛知県はたまり醤油の文化があり、海岸沿いで漁港に近いため、酒質は魚に合わせた米味のあるお酒に仕上がっています。