
日本酒眠る明壽蔵
播州一献(山陽盃酒造株式会社)は、閉山した明延鉱山坑道内の事務所後に、「明壽蔵(めいじゅぐら)」と言う名前で日本酒を保管しています。
この場所が同鉱山内の「大壽(だいじゅ)」立坑近くにあり、 明延の「明」と大壽の「壽」から「明壽蔵」と名付けられました。
本来お酒は、寿ぎ(ことほぎ)の儀式や席に欠かせないものであることから、「壽」の文字が使われています。
また、長期熟成させるお酒が、よりまろやかで深い味わいになるようにとの願いが込められています。
貯蔵に最適な坑道内
長期熟成の要件として、温度が一定であること、光が入らないこと、振動がないことが挙げられています。
貯蔵庫内は、年間を通して13℃から15℃。坑道内は当然電気をつけなければ真っ暗で、更に地下のため振動がなく、商品の貯蔵には最適です。