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山形正宗(やまがたまさむね)  水戸部酒造  山形県天童市

~ほぼドメーヌ化~

ほぼドメーヌ化を進める水戸部酒造は、天童市の郊外山寺に向かう山寺街道沿いにあります。ドメーヌとはワイン生産者が使う言葉で、一人の生産者が所有する「区画」を意味します。元来、日本酒は、お米の生産者と酒の造り手が違い、残念ながらどこのだれの田圃のお米であるかわからないのが一般的でした。水戸部酒造では、環境の整った天童市田麦野地区、東禅寺地区に自社田を所有し、平成15年から徐々に自社田を拡張し米作りをしています。ほぼドメーヌ化の「ほぼ」とは、西日本が産地のお米で、気候風土の関係から天童では栽培が向かない「山田錦」と「雄町」については積極的に素晴らしい生産者から購入することを意味します。

 

仕込水—硬水で有効なミネラル分を多く含んでいる立谷川(たちやがわ)の伏流水を蔵の敷地内の井戸から使用しています。

 

木槽搾り(きぶねしぼり)—全商品を槽(ふね)による上槽をしています。伝統的な槽にもろみの入った酒袋を積み重ねて丁寧に搾る方法です。この方法を採用することに、搾り時の圧力が弱くなり、より自然で最後の一滴まで雑味のない酒を得ることができます。

 

麹室(こうじむろ)—麹菌を繁殖させるための部屋ですが、水戸部酒造では「ゆっくり丁寧に」麹造りをするために、山形産金山杉の正目を贅沢に使用し、広い室で丁寧に造ります。