花巴(はなともえ) 美吉野醸造 奈良県吉野町
~いにしえの時代から~
古くから信仰の山として有名な「吉野山」。その麓にある美吉野醸造は大正6年の創業です。蔵の脇に吉野川が流れ、周りを木々に囲まれた静かな山の里にあります。花巴とは、吉野山の千本桜の広がりをイメージして、銘々されました。
仕込水は、いにしえの時代から湧き出ると伝わる弓絃葉(ゆずりは)の井戸から汲み上げた、柔らかい天然水を使用しています。
造り手の橋本晃明氏は、35歳、人当たりの良い好青年ですが頑固さがにじみ出ており、職人肌を感じます。
漢字の「花巴」は酵母無添加の蔵に住み着いている酵母を使用し、山廃造りの商品です。味わいに複雑さがあり、酒通を唸らせます。
はなともえ弓絃葉(ゆづりは)は、酵母添加の速醸造りで、フレッシュで上品な甘さがあります。